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詩人:安曇
君は重い鎧を身につけ
いつも一人離れた場所で
懸命に壁作ってた
優しさとか
暖かい日差しとか
見ないふりでかむしゃらにいつも壁を作ってて
君は
黒い波で溺れてきた過去に縛られて
陸にあがってからも
鎧が手放せなくなってたね
涙とか
笑顔とか
気付かずに
ただ自分を守って
『ここでいい。』
期待の仕方を忘れてしまった君に
僕は何も出来なくて
ごめん。
君の鎧を軽くしたいのに
壁なんか作らせたくない
そんな顔させたくない
ゆっくりでいい。
僕のこの手に気付くまで
ずっとずっと握り続けるから