詩人:旅人モドキ(左利き)
サファリにて旅の空岩の上ですっくと立つ背高のっぽなきりん首を伸ばして見送るは白銀に輝ける熱気球幾つもの涙雨を擦り抜けて挑む未知の領域先を争う好敵手が脱落で独走するときめきあのバルーンならば思い掛けない苦難さえも克服できるきっと夜から昼までずっと待ち眺めるは月と太陽明るみ始める何百万回も朝を迎える地平線浮かびながら光を浴びて膨らむ影がぽつり希望の風めジェット