詩人:りんくす
きみの優しさ知ってるすでに俎上の鯉な私を池に返してちゃんと泳ぎだせるかいつまでもいつまでも見つめていてくれる剥れてしまった何枚かの鱗をさも自分の爪が剥れたような血の気の引いた顔でいつまでもいつまでもそんな顔で…鯉もきみを見つめたまま