詩人:水像
雨の遊園地にとり残された食べかけのソフトクリームも溶けてしまった観覧車も回らない 淡い光を放つだけ空気はただ冷たいこんなに濡れたらもう傘はいらない捨てられた事に気付いていない小犬の様だ重い月が目に沈む赤い砂の上に咲いた青い花つまないで そっとしておいて