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ジャンの部屋  〜 「赤い夜」への投 票 〜

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[183666] 赤い夜

詩人:ジャン

赤い星を向く銃口 錆び付いた引き金
銃声に驚いたのは 鍵盤の上を歩く猫
ささやかな悲劇が 静寂を切り裂いて
あの星は血を流した ああなんて素敵な夜

滴り落ちる星の血が ほらこの夜の街並を
こんなに綺麗に彩って 人々の痛みも憎しみも
浄化されて綺麗になって ひとときの悲劇は終わりを告げる

あの猫が創造した 部屋に響く不協和音
その余韻に浸るうちに 私は眠りについていて
夜の街が祝福される 素敵な夢の世界にいた

雫を零す赤い星 あれは空の心臓で
それを撃った私は 街に天の血を与えたんだ
いい銃声だった 空は暗いままかもしれない
だって空は死んだから 今夜は終わらないでほしい

2013/12/27 (Fri)
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