詩人:はるか
カケガエノナイものはいつだって失くしてから気付くんだあんなに大事に大事にしてたはずなのに君がいた場所をボクは指でなぞってみたけどそこにはもう温もりも香りも気配すらもない君のいた場所に鉢植えを置いてみた君のいた場所に椅子を並べたよどんなもので君のいた場所を埋めても心は満たされやしない本当にカケガエノナイものはこの世に二つとないんだ君の代わりなんて存在しないんだよ今ではもう伝えるすべもないけれど