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詩人:さらら
春の妖精たちのワルツ
夏休み
無邪気さ失くし
文学性の紙を
破りながら
草原の風
入道雲のフォト
こころの壁
Linkしながら
背丈も仕草も
めつきさえ変わって
妖精は人間の混濁
矛盾点うたう
その街はいつしか
季節さえ調べることなく
金の匂い
欲望の白さ
哀しみと変わる希望
時の岬での
バチストの
パントマイム
眺め
背景の空
これも青春かと
雲の凪がれ
残酷な慟哭さ
妖精のよなワルツ
重なり合う
彼女とキッチンに
居る君と
ただ星空下
風そよぐ草原キッチン
画き詩う僕は
長い夏休み終わらせた
君たちの
大人の仕草
その記し
通過するよに眺め知る
春のワルツの妖精たち
雪手前
君と過ごすキッチンの材料
宙まで探し求めたよに
消えたんだ