詩人:彰
好きだ、と言った他人は誰も其処にはいないのに貴方は何にも言ってくれない誕生日だったから「おめでとう」となけなしの小遣いで買った貴方の好きな花をあげた昔は「花なんかいらない」と言ってくれたのに、今ではだんまり決めこんでいるの、「さよなら」といった、もう此処には来ないよ、笑顔で告げた花の水を替えるのも掃除をするのももう止める、と言っても貴方はそこで寝ているだけなの、ね