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詩人:七瀬李ノ亜
鳴り止まない胸の鼓動。
顔が、熱い。
神様だけに教えてあげる。
あのね、私がずっと目で追ってたあの人がね、
私の事、好きなんだって。
まるでふわふわした雲の上にいるみたいで落ち着かない。
さっきから同じところを行ったり来たり。
好きな人と両想いなんて夢みたい。
今度、映画でも見に行こうよ。
グラウンドのボールばかり追い掛けてた君が、真っ赤になって伝えてくれた。
グラウンドのフェンスごしに、ちゃんと届いたよ。
君の言葉。君の気持ち。
ありがとう。
私も君のことが、ずっと前から好きでした。
嬉しくて、嬉しくて、涙が溢れてくるよ。
今度の日曜日、一緒に肩を並べて映画を見ようね。
いつも部活に夢中な君を見てるだけしかできなかったから、聞きたいことも山ほどあるんだ。
ゆっくり、ゆっくり。
距離を縮められる二人になろうね。
大好きだよ。