詩人:葉月
別々の道歩み始めたふたり
月日は虚しく流れていく
突然の連絡に胸は高鳴り
再び重なるふたつの影
そんなありきたりな話に
僕らを照らし合わせては
懲りずに期待胸膨らませて
忘れたつもりで誤魔化しても
忘れられるわけがないよ
だってあんなにも幸せだった
君の笑顔が瞼に焼きついたまま
冷たい風に連れられて
君 また僕の心惑わせるんだ
小柄な君が見つめる姿
甘えた瞳がまた闇に揺れる
いつになったら忘れられるの
きっと答えは無いままだけど
繋いだ手も今は寂しく
孤独を背にまた歩き出す
君と過ごした時間を辿りながら
2004/02/06 (Fri)