詩人:MOO
恨んだ日もありました
何故助けてはくれないの
何故見て見ぬ振りをするの
私への愛より
あの人に対する愛が勝っているからなのだと
独り 眠れず泣き明かした夜もありました
果てのしれない暴力に怯えながらも
幼いながらに
貴方を守りたかった
愛する貴方
此処に今 尚
消えない傷が一つあります
打ち明けられぬ過去
明かせば
全てが崩れてしまう
幼いながらに
一人 小さな手を握り締め
闘ったのです
桃色の口唇を噛み締め
只 欲したのは
今も変わらず
貴方の愛だけでした
2006/01/18 (Wed)