詩人:謳器
そんなふうに他愛もない話をしながら
君がほんとは何を伝えたいのか
気付いてない訳じゃないけれど
今日は何も言わずに
傍で聞いてるだけでいいかな
ねぇ…
ほんとの気持ちを
見せるのが怖いから
そうやって何気ない言葉を連ねてるんでしょう
君の大切な想いを
他の誰にも拒絶されたくはないから
そうやって独り言を呟いてるんでしょう
そこではずっと雨が降っていたんだね
明日からは晴れるといいのにね
あぁ
何もかもを受け入れる力が欲しい
君の全てを
包み込めるような
さぁ、もう家に帰ろう
そして一緒に眠ろうよ
明日のために
明日からのために
これからも歩いて行けるように
ずっと一緒に歩いて行けるように