詩人:兎姫
僕の手のひらに舞い降りた小さな光 それは君暗闇の僕は空に手を上げるそれしかできないけど時に波がきて君を飲み込もうとするかもしれないけれど 切なる願いは空へやることここじゃない別のどこかへ物はいらない心も媒体も魂もただ走馬灯の如く廻る己の記憶を餌に僕は地下を這う我が理性と欲の偽善の間にみる叫ぶ赤子を上にやるために