詩人:しろ いろ
夜半からの雨は止まない 体の窪みにたまり体温を奪い 生温くなって流れる 目を閉じても開いても闇と冷気はかわらない 存在は確かなのに設定が不確か せめてもの逃避にとまどろみ 開いても閉じてもかわらない闇に身を浸す