詩人:鱗子
ただ腹の立つ子がいた。その子自身が腹立っているようだった。やさしさとは汚れること。何も無いよりほんとに良いんだと。ほんとにあのばらの花びらだった花びらは一枚も残していない。でもやさしさが残った。赦していないし、答えがあり、生きていけるよ。歩くことだってほら出来る。