詩人:ヨシコ
眠れない夜は
いつもこうしてケータイと遊ぶ。
例えば
なんとなく自分のホームページを更新してみたり
お気に入りのサイトを見に行ってみたり
こうやって、詩を、書いてみたりする。
この胸にポッカリとあいた穴はいつも夜になると大きくなるから
それをどうにか埋めたくて
私は毎日その作業に、必死です。
こんなことで埋められるのかなんて知りません。
でも、こうしてると
いつもつきまとう哀しさからは
少しでも、逃げられる気がするんだよ。
──現実逃避。
──ケータイ依存。
普通、これは悪いこととしてとらえられるようなコトバだけど
果たしてそれがほんとに悪いことなのか。
私にはわかりません。
それが自分にとっての救いであるならば、甘えたってかまわないじゃない?
そう考える私は、やっぱり、きっと、まだ、どこか、おかしいんだろう…。
甘えるしかないのは
それは私の弱さにほかならない。
でもね
その弱さと戦う武器を私はやっばり持ってないから
この泥沼からなかなか抜け出せないんだ。
できるなら私も抜け出したいさ。
私は、夢がほしい
自分を護る武器となる
強固な夢が。