詩人:弓月 あお
周りの人と自分との間に
線を引いたのは僕なのに
距離があって淋しいと言う
誰も必要としてくれないと嘆く
いつも下ばかり向いて
前を向かなかったのは僕なのに
真っ暗で何も見えないと言う
誰も希望という光をくれないと嘆く
苦しくて悔しくて
本当は分かっていたのに
自分ではどうしようもなくて
僕は僕の腕や心を
傷つけるしかなかった
死にたいと何度も思った
でもその度に僕の中の別の僕は
本当は生きていたいと叫ぶから
自分ではどうしようもなくて
もう僕を殺してくれ
と誰かにすがるしかなかった
それが僕
僕は弱くて
生きることはおろか
死ぬことすら出来なかった
いつか、を夢見て
まだ生きている
僕は僕だから…
Brand New Myself