詩人:スヌスムムリク
「頑張れなんて言うなよ。
僕の気持ちなんかわからないくせに。知らないくせに。
これ以上僕に何を頑張れっていうんだよ。」
そんなことを言う君は、
世界一の大バカ者です。
「頑張れ」
は、最上級の応援の言葉。
そりゃあ、誰もね、
誰かにはなれない。
あんたの本当の気持ちなんて、
あんたにしかわかんない。
そうかもね。
でもね、
そんなこと言われてしまえばそれで終わりさ。
あたしは違うと思うよ。
誰もが君を応援してる。
代わってあげることはできないかもしれない。
でも、
君のことを考えてる。
大切に思ってる。
みんな、君のことが大好きなんだ。
こんなに優しさをもらって、
それを当たり前なんて思っちゃいけないよ。
いいかい?
こんなに素敵な人たちに出逢えた。
それだけで、
すごいキセキなんだ。
それだけで、
君は恵まれているんだよ。
つらいことがあったかもしれない。
わかるよ。
君はつらい。
でも、程度は違えど、
人は皆少なからず痛みを抱えて生きている。
君を心配してくれる人たちもそうだよ。
そんな人たちが君を心配してくれるんだ。
自分の痛みを放り出してまでも、
精一杯君のことを心配してるんだ。
ねえ、
これはすごいことだと思わないかい?
「自分を心配してくれる人たちがいる」
こんなに、
素敵なことはないんだ。
失ってから気付いては遅いんだよ。
君には苦しみがやってきた。
でも、それから抜け出せるチャンスが君にはある。
見逃さないで。
見失わないで。
逃げないで。
この苦しみを乗り越えたら、
素敵な人たちと、
素敵なことが、
たくさん待っているのだから。