詩人:himari
私を半分
私の半分
片割れのあの子
ふたりでひとつ
苦しみも悲しみも
わけあって
あのひまわりの丘で
笑って泣いた
歩んできた日々
いつのまにか
あまりにも近過ぎて
見えなくなっていたものが
積み重なっていき
必要が
依存へ変わり
壊れることを
何よりも恐れていたのに
傷つけ合うことなど
そんなわけないと
片割れだった
でも
ひとりの人間と
ひとりの人間だった
重なることは出来ていても
解り合うことを
してこなかった
傷つけ合い
沢山の涙を流し
嫌いになれたら
憎めば
どんなに楽かと
片割れ
もうひとりのわたしだった
わたしの 太陽だった