詩人:禪稀
“神”と祭り上げられる我が種族
我は“神”か―
“鬼”なのか―?
ヒトは我をどちらかに決めたがる
我ですら我がナニ者かも
わからぬというのに
永い年月が我を“ナニ”にしたのか―?
我にも… 誰にも…
“ワカラヌ…”
我が仲間は次々と死んでいったのに
何故、我だけが生きている…?
“我はナニ者なのか?”
我がナニ者なのかの答えをくれる者を探しつつ…
我は行き続けるしかない
誰か我の探している答えをくれる者を
この永遠の年月のなかで出会う日を我は待ち望んでいる
2006/06/12 (Mon)