詩人:真姫‐マサキ‐
頑なに拒む体は何時しか
貴方をも拒み始めていた
白く残る闇の景色は
とても冷たい
二人の糸は千切れてしまって
もう…二度と…繋がれない
指にはめていた指輪も
泣きじゃくりながら
外しだして
言葉を詰まらせる貴方
私の瞳にはもう…
映らない
記憶(ゆめ)の中に
残された面影は
やがて朽ち果ててく…
その全ても胸の奥で
高鳴ってた感情も
やがて倦怠へと
変わってしまった
今、映るのは
舞散る雪と冷たい夜空(そら)
そして滲んだ涙が…
止まらない
降り積もる雪の中に
埋もれゆく二人は
もう二度と…
交わす事はない…