詩人:山鳩
これが最後ではないと思っているけど
なんかしっくりこなくて
少し臆病になりすぎている
だからここで子供のように
指切りをしよう
そうでもしないと落ち着かなくて
君のことすべてを解っているから
誤魔化しの言葉を言ってるんじゃない
この約束必ず果たせる気がする
淋しさに耐えかねて
身体が凍えるように息すらできない
そんな時は君の名を呼べばいい
月のない暗闇の夜は君を想い
逢えない時間が止め処なく流れても
僕はずっと君の隣に居る
それを覚えていてほしい
やがて再会の時がきて
今とは違う僕の風采に
君はきっと立ち止まってくれる
だからこの誓いを
再会のふたりへの贈り物のしよう