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[163485] 氷草原の詩

詩人:あとりえ

 
 
草原を馬走る


青の風切りながら


あなたの世界は


在そんな風


あなたの背を



星吸い込む季節の

戸惑いと

呼吸と記憶の停止と連鎖




太陽

容赦無く照らした物語にさえ


いつしか雪降り積もり



氷雪の草原のオーロラ下


走る馬

その背に君乗ったとしても



それはある種
幸福なのだと

案じるのを止めて



走った馬

氷雪原を走る

そこに風吹いて




けして互い

雪の冷たさ中

眠らぬように



春の調べ聴こえて来るまで

2010/12/23 (Thu)
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