詩人:おかだまい
いつのまにか
腕は切らなくなった
だけどあたし中の暗闇は
まだ相変わらず
そこに居座って
あたしを見据えたまま
動こうとはしない
あなたはあたしの
ツルツルの腕を毎日確認して
ニッコリ笑う
見えなければ大丈夫
傷付く場所が
心なら
大丈夫
あなたはあたしを叱らない
そんな
変な知恵だけ
身につけた
助けてほしいと言ってみたら
誰もが揃った口で
どうしたのかと聞いてくる
どうもこうもわからない
ただ
どうしようもないだけ
あたしは
あたしは
ダレ
2009/02/26 (Thu)