ホーム > 詩人の部屋 > トケルネコの部屋 > 記者Xの献身 > 投票

トケルネコの部屋  〜 「記者Xの献身」への投 票 〜

  • トケルネコさんの「記者Xの献身」に投票します。
  • 不正防止のため投票は「詩人の部屋」の登録者のみに制限させて頂いています。
  • ユーザーIDとパスワードを入力して「投票する」をクリックしてください。

[156897] 記者Xの献身

詩人:トケルネコ

雑誌記者「ペペロンチーノね」
MAKISHI「初めまし‥え?」
雑誌記者「顔にペペ食いたいと書いてあるから。すでに注文はしといたから」
MAKISHI「…あざーす」
雑誌記者「三人前ね」
MAKISHI「へ、今日の取材二人だけすよ」
雑誌記者「備えあれば?」
MAKISHI「…憂いなし?」
雑誌記者「腹が減っては?」
MAKISHI「戦はできぬ」
雑誌記者「NO。取材はできぬ。今は二皿くらいは食いたい気分」
MAKISHI「…あなたが余分に食べるのですね」
雑誌記者「武士は食わねど?」
MAKISHI「高楊‥」
雑誌記者「割り勘ね」
MAKISHI「いや、それはあな」
雑誌記者「じゃ、早速今回の2ndアルバム『吠えホエール』のコンセプトについて聞かせてください」
MAKISHI「……昨今話題になってるじゃないですか。伝統のクジ」
雑誌記者「反捕鯨ね」
MAKISHI「…そう。俺らは、」
雑誌記者「つまりアンチアンチ捕鯨ってわけだ」
MAKISHI「うん。俺らは日本を代表し」
雑誌記者「サムライブルーときたか」
MAKISHI「え?あ、はい。まぁつまり」
雑誌記者「岡田じゃ無理だろと」
MAKISHI「おかだ?」
雑誌記者「やはりオシムか…」
MAKISHI「…その、外人どもに舐められてたまるかっていう大和だま」
雑誌記者「個人的には理解できるが、日本人の弱点を補うためにも必要だね」
MAKISHI「弱点…すか?」
雑誌記者「ズバリ、攻撃力。」
MAKISHI「はぁ」
雑誌記者「シュートは打たなきゃ入らないんだぜ?」
MAKISHI「ごもっとも」
雑誌記者「で、君の主張のゴールはどこにあるのかな?」
MAKISHI「いや、だから傍若無人な欧米の」
雑誌記者「やつら白人の強さは体格のせいだと?」
MAKISHI「欧米の…」
雑誌記者「NO!これだけは言っとく。彼らの強さの秘密は……」
MAKISHI「ひ、秘密は…!?」
雑誌記者「それは・・・・・・」
MAKISHI「それは・・・・・・?」
雑誌記者「最近どう?」
MAKISHI「…………」
雑誌記者「次作の構想とかも聞かせてよ」
MAKISHI「…次回は世界平和について、人種を越えた愛」
雑誌記者「卓球ね」
MAKISHI「ピンポォーン」

2010/06/15 (Tue)
ユーザーID パスワード
一言コメント  


- 詩人の部屋 -