詩人:中村真生子
母なる大地から生まれたばかりの太陽は赤子のごとく瑞々しく…。やがて高みを目指して父なる空へと駆け上がる。幼子のように瞳を輝かせながら…。そして先祖の眠る彼岸へと伏し目がちに沈んでいく…。その間に生きとし生いけるすべてのものを育みながら…。だたそれだけを毎日毎日行うことで…。鳥は舞い魚は跳ねあるものは糸を垂れまたあるものは走る。刻みこまれた子守唄をそれぞれの胸に…。