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詩人:凜一
私にできることってなんだろう
そんなこと本当にあるの
そう言って
分からない顔をする
君は全然わかってない
たとえば僕が淋しい時
すぐにかけつけて
頭をなでてくれた
たとえば僕が涙する時
ただ傍にいて一緒に泣いてくれた
それはきっと君にしかできないことで
君だからできることなんだよ
君の笑顔
君の泣き顔
君の声
君の空気
その全てが
どれだけたくさんのものを僕に与えてくれたか
僕にとって
どれだけかけがえのないものになっていたか
君はしらないだろうけど
それ以上のものなんてないんだよ
たとえば
君がそこに生きている
そのままの君が
生きている
それは君にしかできないことで
それ以上はないんだ
それだけで十分なんだよ