詩人:理恵
ああ、砕けた。
ひとつひとつ、私の心。
破片、拾っても
もう、元には戻らないね。
触らなさんな、怪我するよ。
さあさあ、ほうきとちりとり持ってきて。
あたしのココロは不燃物じゃないからね、
ひとつ残らず灰にして。
なあに、今さら大事にするもんでもないさ。
今のあたしがかけるのは
子どもの私にかけるのは
至極妥当な言葉だろう?
私だけが大事そうに抱えてた
それが大人に弄ばれてた理由がわかるだろう?
泣くなよ、泣いたってもう
私の味方はいないだろう?
それを砕いたあたしを
見ていただろう?
私にはまだ早かったかな?
わかったよ、ちょっとどいててね。
ほうきとちりとり持って来るから。
ひとつ残らず灰にしてあげる。
H27.2.14