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詩人:orangest
今年も幾つか季節が
巡っていった
あの日見た夢には
どのくらい近づいたのかな
正直まだ
大人になることの理由
なんて見つけられないまま
歩き続けているよ
だけどいつだって
忘れない
あの子やあなたと
精一杯紡いだ日々を
僕達が歩んできた季節は
いいことばかりじゃ
なかったけれど
確かに何よりも輝いていた
いつか立ち止まって
振り替えれば今は
くだらなく思えることも
きっと笑顔の切っ掛けに
なるのだろう
たくさんの出会いとか
別れもあった
その度に癒えぬ痛みを
経験したりした
それでも何一つも後悔
してないのは
かけがえの無いもの
つくりあげてきたから
だからいつだって感じる
あの子やあなたから
受け取った優しい愛を
僕達が進んできた旅路は
歪で凸凹道だったけれど
擬いなどない物語が
そこにあるはず
どんなときだって
教えてくれた
こんな日々が幸せなんだと
そしてその意味を今
伝えていきます
これから僕達の目の前に
大きな壁が
立ちはだかろうとも
あの子やあなたと共に
歩いていこう