詩人:花
夢を見た
短い時間ではあるけれど
今尚その余韻から抜け出せないでいる
深夜2時冷えた部屋に戻って既に眠る頬に手を添える
嫌がるように寝返りを打ち
それでも寝ぼけた顔で私を包み込んだ
求めている優しさと温もりが此処にある
明日に対する不安も
三者に対する不安も
勝手に抱く妄想とは云い難くて
構えて発する言葉より
ふとした瞬間に洩らす本心が
目には見えない真実を語るのだろうね
「もういいから、大丈夫だから」そう言って背中に回した腕に
「私頑張ったんだよ」
これが精一杯で
泣き疲れて寝てしまった・・・