詩人:おかだまい
狂ったあたしを
誰もおかしいとは思わない
きっとどうでもよくなったんだろう
最初からどうでもいいことだったんだろう
朝まで裸で踊り明かしても
あたしはあたしから逃げられない
だけど最後まで歌い続けてくれてありがとう
目が覚めた時に
世界が終っていたら
あたしは独りで乾杯して
楽しく暮らすよ
耳に焼き付けた歌声で
死ぬまで踊るよ
今日の終りに考えることは
明日がまた来るってこと
地球は回ってるってこと
朝日を誰もがおはようと呼ぶように
宇宙の果てがあるんなら
いつかその先に行ってみたい
そんなこと
思うくらいで
夜は刻々と動き続ける