詩人:そほと
詩人の目というものは存在せず
すでに比喩であるならば
詩人も存在せず
すでに比喩であろう
詩は五感の届かぬ処すでに満ち溢れ
五感を超越して常に感じ続けている
後はアンテナの方角にバリコンの調整
文字への変換と云う機械作業だ
ならば ならば
具体的な私と云うものは
そこにどう関わっているのだろう
どう関われば良いのだろう
ススキ枯れて
セイタカアワダチ草醜く枯れて
雪が全てを美しくして
私は私は見付け出せるだろうか
私が固体を持つ以前の詩で在った私を
2009/02/03 (Tue)