詩人:キュウー
わかっていたことなら誰も傷付けずに済んだろうほんとに知らなかったことなのだろかそう言い聞かせて自分の中で納得することが罪滅ぼしにすらならないことに気付かないままもがくには浅すぎる水の中で描いたビジョンの隅でも良い幸せがあったのならあの液晶に写る文字達を消せただろうか見え隠れするもどかしい気持ちと添い寝するように膝を抱えて目を瞑る閉じた瞼で涙を押さえていた空は昨日の雨を引きずっていた