詩人:さみだれ
生まれた後から生えてきたしっぽのような鋭いナイフ町を歩けば傷つくばかり石を投げられ無視をされ生まれたときからあったなら当たり前だと思えたことも生まれたときにはなかったものが心を切ってぼろぼろにする丸いしっぽだったなら可愛い可愛いと褒められただろうふさふさのしっぽだったならみんなは触りたがるだろう誰も傷つけないようにひとりになろうと決めたんだ自分が傷つかないようにひとりになろうと決めたんだ