詩人:あかつき
秋色の風のなか
咲く花に命を見る
褪せてく街路樹の色
落ちる葉に命を知る
夢のなかにきみの名を
木漏れ日にきみの笑顔
誰かのために生きたいと
今はじめて思えたんだ
誰かのために生きられると
きみがぼくに教えてくれた
楓の葉が黄色く染まる頃に
逢えたらいいね
美しい想いを
いっぱい抱き締めて
この世界で
無邪気に笑ってみせて
ちいさな、ちいさな奇跡
楓の葉が赤く色付く頃に
逢えたらいいね
紅葉みたいな薄紅色の手が
ちからいっぱい
握り締めているのは
おおきな、おおきな未来
2007/11/11 (Sun)