詩人:里雨夜
空一面に広がる雲の光濃い杉の緑淡い草木の黄葉を落とした枝の白交ざりあってあまりに綺麗に映えるから心に溜めた寂しさがじんわり涌き出るまるで渇いた大地に染み込む雨水のように耳をすませば聞こえる雨の音さえ静かさを際立だせている今日は時の流れがひどくゆっくりだまるで世界がとまっているかのように静かにゆっくりと流れている