詩人:R.Y.
少し体調が悪い
昨日期末テストの勉強で徹夜したからかな?
そんな何気ない理由で
いつもより少し早い、
1人での帰り道
駅の階段を降りると
君が1人で電車を待っていた
2年、あの日から丁度それぐらいかな
学校では何度も顔を合わせるケド
今さら声なんてかけられるはずもなかった
気づけば君の隣に立っていた
君の虚ろな瞳に僕の姿が映る
その一秒にも満たないであろう永い時間のあと、
何も云わずに互いにただ電車を待っていた
ラブソングの歌詞とか
恋愛小説とかなら
どちらかが声を掛けたりして
何だかんだで
ハッピーエンド迎えたりしちゃったりして
電車がきて
それでも2人無言で
気づけば僕が降りる駅
これが現実
今さら2人で確かめ合えるコトなんて
2年前の終わりが
夢じゃなかったというコトだけ
そもそも一緒にいたコトが
夢だったんじゃないかと思えるほどに・・・