詩人:匣
馬鹿だなぁと思う。自分の殻に籠って、人との関わりを拒絶してそんな事したってあの人は帰って来ないそれでも、口を開けば掌から砂は零れ落ちるその砂が愛しい。その砂が憎い。嗚呼、どうか私が生ける屍になる前に―