|
詩人:evans
北陸の小京都
室生犀星が愛した街
この橋を彼は
なにを想い
なにを感じながら
渡っていたのだろう
犀川
この川は
左手に兼六園を
望みながら
やがて日本海へと
辿り着く
一滴の水が
せせらぎとなり
小川となって
大海へと注いでいる
幾百万もの
人々の
こころをつなぎ
時代(とき)をみつめた
この橋は
そんな想いを人々に
抱かせたに違いない
あなたと私を
つなぐ橋
まだまだ
架かったばかり
でも
いつまでも
大切にしたい
文化財である
この橋のように…
(2006 12 4 犀川大橋の写真を観ながら・・・)