詩人:甘味亭 真朱麻呂
眠れぬ夜の静けさよ 寝苦しい夜の憎たらしさよどうして私を夢に帰さぬのか どうして私ばかりを苦しめるのか 私は月に問う 月は返事を返さない 月はただただ輝くのみ 私は月に聴く なぜに返事を返さぬのだと なぜにこれほどに憤ろしい夜を与えるのだとそれでも月は黙って瞬くのみ 一瞬の夢 醒める現実 襲い来る悪夢 見上げればそこに blue moon 漆黒の暗闇におどろおどろしく浮かんだ 冷たい光の blue moon。