詩人:甘味亭 真朱麻呂
後悔することは 常に連続して起きるのです 螺旋状になって何処までも何処までも私につきまといます 暗い海の底の前世の遠き記憶 切り刻まれた思い出の中の深き傷跡沈みゆく先は暗く深い海の底もう返らぬ遠き過去の残像(かげ) 揺らめいて消え 揺らめいて消え 私を常に前へ前へと急がせる それはすべていつの日か遙か昔の幻薄れゆく記憶の忘却の足跡。