詩人:大示
押し黙った重厚な夜の終わりを願い続けて、訪れるのはいつも通りの朝『何も変わらない』と白けた感情に身を委ね何かが変わってしまえば『何故』と惨めたらしく嘆くのか?歪んだ僕は冷めた目をして頬杖をつくいつも通りの朝と僕何も変わらない窓から射し込む斜めの光僕の影が永遠に動かなくてもいつも通りこの家が骨組みだけになり誰もいなくなっても世界は、いつも通り誰かが美しい声で話しかけても誰もいないなら、悲しいけれどいつも通り