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詩人:阿修羅
そうやって
見えるのが さ
きらきらしてると
じこ けんおに
おそわれる
いつだって
わたしには
なにもなくて
できた あなた も
自ら消してしまった
まずは 手を切ろうかって
錆びた刃物を突き立てても
なにもかわらない
かわれない
みたして、くれよ
わたしを
どこに いるんだ
って
すべてにがんじがらめ
ただ、
ながされるがままに
あのころから
なにもかわっていない
感情をいつわれるようになってから
演じられるようになってから
ほんとのわたしはずっと
へやのすみで膝を抱えて座ってる
ほんとは さ
その頃の自分を
抱きしめる事が
大切らしい
自分を一番愛せないのに
それが一番難しい事
手を伸ばして
笑うよ
泣けないから
とおく
とおく
ははは
消えてしまう よ
そんなもんやって
あきらめて
手を
突き刺す