詩人:虚空
秋の冷たい雨が優しく僕を濡らす今なら泣いてもきっと誰も気付かない秋の気遣いに少し救われて僕はまた歩きはじめた見上げた空はまだ雨だけど雲の隙間から光のすじがまっすぐに伸びていたこの雨ももうすぐ止むよその前に涙を拭いて笑顔になろう雨のあとには太陽が顔を出して虹を架けるからその橋を渡って明日へ歩きだそうどんな激しい雨のあとにも太陽は必ず顔を見せてくれるだから明日は明日はきっと晴天なり