詩人:健吾
目の前で蠢く赤と黒の肉生暖かいそれが人と解るのは牙を手に持っているから薄くて朱くて光っている牙だから多分人だろう腕に絡みついた鎖は理性とはならず血を求め見境無く振り下ろされる人の造った枠の中に収まらないヒトのカタチをした者達が今夜も宴を