詩人:八朔
途切れちゃいけない『好き』を捨て
ナムアミダブツ、旅に出たあの人。
結局は、
伝わらない言葉。
羅列させる、
自慰行為のシグソーパズル。
世界を浮き彫りにしたかった。
わからない。
ショギョウムジョウが変わらない矛盾。
『結局は』で世界に結論が出てしまい、
否定する人は旅に出た。
この苦しみが続くようなら、
来週にでも死のう。
それを楽しみに生きよう。
部屋の椅子に、
脱力した私は、
腕をだらんと垂らすのだ。
そこで途切れるから、
腕はだらんとしつづけるのだ。
見つけてくれるかもしれない。
何も映さない瞳を、
あなたが最初に。
泣いてくれるかもしれない。
その冷たくなった私が、
私ではないことに。
それを楽しみに、
来週まで生きよう。