ホーム > 詩人の部屋 > 八朔の部屋 > 来週

八朔の部屋


[23] 来週
詩人:八朔 [投票][編集]

途切れちゃいけない『好き』を捨て
ナムアミダブツ、旅に出たあの人。

結局は、
伝わらない言葉。
羅列させる、
自慰行為のシグソーパズル。

世界を浮き彫りにしたかった。
わからない。
ショギョウムジョウが変わらない矛盾。
『結局は』で世界に結論が出てしまい、
否定する人は旅に出た。

この苦しみが続くようなら、
来週にでも死のう。
それを楽しみに生きよう。

部屋の椅子に、
脱力した私は、
腕をだらんと垂らすのだ。
そこで途切れるから、
腕はだらんとしつづけるのだ。

見つけてくれるかもしれない。
何も映さない瞳を、
あなたが最初に。
泣いてくれるかもしれない。
その冷たくなった私が、
私ではないことに。

それを楽しみに、
来週まで生きよう。

2007/03/31 (Sat)

前頁] [八朔の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -