ホーム > 詩人の部屋 > 望月 ゆきの部屋 > 飛沫 > 投票

望月 ゆきの部屋  〜 「飛沫」への投 票 〜

  • 望月 ゆきさんの「飛沫」に投票します。
  • 不正防止のため投票は「詩人の部屋」の登録者のみに制限させて頂いています。
  • ユーザーIDとパスワードを入力して「投票する」をクリックしてください。

[13844] 飛沫

詩人:望月 ゆき

気がつくと
きみは魚になってしまっていたので
ずっと
きみを知っていたのに
はじめて見たような気さえした


望遠鏡をのぞくと
いつも
波がよせては砕け
飛び散る

セロハン越しにそれは
琥珀となり
バラバラと
ふる


もう ぼくは
イソバナで
ほんのときどき



きみの胸びれが
かすめゆくばかり。

2004/06/16 (Wed)
ユーザーID パスワード
一言コメント  


- 詩人の部屋 -