詩人:紙一重
君は勝手で
自分を愛してくれる人達なんて
見向きもしない
気に入ったことがあれば 走り出すし
気に入らないことがあれば
しかめっつらをする
でもそんなことはどうでもよくて
私は君の色んな魅力をしってる
バナナとコーラとアイスが好きなことも
機械に強いことも
絶対に諦めない性格なことも
人が見て見ぬふりするところを
さっと直すことも
君はこれからも青空の下
とび跳ねてくんだろう
自分を愛してくれた人たちには気づかずに
前だけ
見て行くんだろう
だからこの街から
君の背中を静かに見送るよ
ちょっとだけ振り向いてほしいと
願いながら