詩人:Ray
ぼくの愛しかたと
きみの愛しかたと
やっぱりそれは
かたちも 重さも
色も おおきさも
全然ちがうと
ぼくはおもうんだ。
ふたりが ちがうのは
あたりまえで
過去も 昔のキズも
いまは いまで
関係なくて
きみがいて、
ぼくがいて、
そして
偶然なのか、
必然なのか、
ぼくらは出会って、
ひかれあって、
もとめあって、
そうして いま、
ここにいる。
ただそれだけのことだと
ぼくはおもうんだ。
愛は 目にみえないから
きみの愛が
どんなものであるか
ぼくには
わからなくて
ときどき
不安になったりもするけど
ただ、ぼくらは
こうして
つながっている。
むすばれている。
そばにいる。
ほかには なにもない。
ぼくらがここにいるなら、
それだけで。